「最近、立ち上がるのがつらそう…」
「お尻が重くてなかなか立てない」
そんな悩みは多くのご家族から相談されます。
ここでは、老人福祉施設で15年働く理学療法士が、立ち上がりが重くなる原因と改善方法をわかりやすく解説します。
立ち上がりが重くなる主な原因
立ち上がりがうまくできない人には、次のような特徴があります。
足が膝より前に出ている
足が前にあると、重心が後ろに残り、どれだけ筋力があっても立ち上がれません。
上半身が後ろにもたれている
お辞儀ができず、重心が前に移動しないため「お尻が重い」と感じます。
手で引っ張らないと立てない
姿勢が崩れているため、腕の力で補っている状態です。
椅子の座面が低すぎる
低い椅子は立ち上がり動作が難しくなり、膝や腰に負担がかかります。
体の状態によるもの
体重増加、筋力低下、関節の硬さ、麻痺などが原因の場合もあります。
原因別の改善方法
足が前に出ている場合
改善方法:足を後ろに引く姿勢を作る
→ 膝より少し後ろに足を引くと、重心が前に移り立ちやすくなります。
上半身が後ろに倒れている場合
改善方法:お辞儀の姿勢を作る
→ 立ち上がる前に、膝に向かって軽く前傾するだけで立ち上がりが軽くなります。
手で引っ張らないと立てない場合
改善方法:立ち座りの練習で足の筋力をつける
- 両手を膝に置く
- 足を後ろに引く姿勢・お辞儀の姿勢を作る
- ゆっくり立ち座りを繰り返す
→ 手の力に頼らず、足で立つ感覚が身につきます。
椅子が低い場合
改善方法:座面を高くする
- かさ上げクッションを使う
- 座布団を重ねる
→ 膝の高さと同じか、少し高いくらいが理想です。
体の状態が原因の場合
改善方法:無理をせず、介助を受けながら行う
筋力低下や麻痺がある場合は、無理に立とうとすると転倒の危険があります。
立ち上がりを助ける便利グッズ(準備中)
立ち上がりが重い方には、次のような道具が役立ちます。
● 座面を高くするクッション→ 低い椅子が原因の方に最適。
● 立ち上がり補助バー(タッチアップなど)→ 手すり代わりになり、安全に立ち上がれる。
立ち上がり動作で注意すること
- 尻もち
- 後ろへの転倒
- 立ち上がった直後のふらつき
これらに注意しながら、ゆっくり動作を行いましょう。
まとめ
今回の記事は、立ち上がりが重くなってきた方や、そのご家族に向けてまとめました。
原因を知り、姿勢を少し工夫するだけで、立ち上がりは驚くほど楽になります。


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