「最近、立ち上がるときに“ドスン”と重く感じる」「手すりがないと立てない」 そんなお悩みはありませんか。
立ち上がりは、姿勢・重心移動・足の位置の3つが整うだけで驚くほど軽くなります。 この記事では、老人福祉施設で15年働く理学療法士の視点から、今日からできる3つのコツを分かりやすく紹介します。
コツ1:足を“膝より後ろ”に引く
●なぜ効くのか
足が前にあると、どれだけ筋力があっても重心が後ろに残り、足の力の発揮ができません。その結果、立ち上がりが大変になります。 足を後ろに引く=重心を前に運ぶ準備になり、立ち上がりの成功率が一気に上がります。
●やり方
- 椅子に浅く座る
- 両足を“膝より少し後ろ”に引く
- かかとが浮かない程度でOK
●よくある失敗
- 足が前に出たまま
- 上半身の勢いで立ち上がる
コツ2:上半身を“お辞儀”するように前へ
●なぜ効くのか
立ち上がりは、お尻を浮かせる前に上半身(重心)を前へ移動させる動作が必要です。 お辞儀姿勢を作ると、重心が足の真上に乗り、足の力が使いやすくなります。
●やり方

- 両手を膝に置く
- 胸を膝に近づけるように前へ
- 顔はつま先を見るように軽く前を見る
●よくある失敗

- つま先が浮いて床についていない
- 背中だけ丸めてしまう
- 上半身が後ろに残ったまま立とうとする
コツ3:手で“引っ張らず”に立つ練習をする
●なぜ効くのか
手で引っ張るクセがあると、足の筋力が育たず、立ち上がりがどんどん重くなります。 まずは足の力で立つ感覚を取り戻すことが大切です。
●練習方法(安全で簡単)
- 両手を膝に置く
- コツ1(足を後ろ)+コツ2(お辞儀)をセット
- その姿勢のまま「立つ→座る」を5回
※手すりは“支えるだけ”にして、引っ張らないのがポイント。
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注意点
- ふらつきがある方は必ず見守りを
- 両足を後ろにできない場合は片足でも
- 膝や腰に強い痛みがある場合は無理をしない
- 立ち上がり時の“後ろへの転倒”に特に注意
まとめ
立ち上がりは、
- 足を後ろに引く
- お辞儀するように前へ
- 手で引っ張らずに立つ練習 この3つを意識するだけで、驚くほどスムーズになります。
「最近立ち上がりが重くなってきた…」と感じる方は、ぜひ今日から試してみてください。

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